僕たちを酔わせる映画、そして音楽

今日は私の仲間うちで評価の高い映画や音楽作品をいくつか紹介します。

いずれも平成の時代、2000年前後に世に出た作品ばかりですが、いまも色褪せない、不朽のエヴァーグリーンとも言うべき名作たちです。

1.音楽:「Standing On The Shoulder Of Giants」/ Oasis

 2000年2月リリース、オアシスの「Standing on the shoulder of giants」。メンバーが変わった直後にリリースされた作品ですが、これはオリジナルメンバーにより演奏、録音されたアルバム。この作品、やはり1曲目に注目すべきです。これまでのオアシスによる楽曲にはない雰囲気をはっきりと醸し出しています。このアルバムを印象づける、トップナンバーにふさわしい曲と言えます。このアルバムを手にとる機会があれば、まず1曲目から再生してみてください。リアムの叫ぶような声、そして迫力のあるコーラス、厚みのあるサウンドに圧倒されることでしょう。

2.映画:「ファイトクラブ」(主演:ブラッド・ピット)

 1999年12月、日本で公開。「セブン」のデイヴィッド・フィンチャーとブラッド・ピットのコンビによって生まれた作品で、私自身、公開前から随分と期待していた記憶があります。実はこの映画、筋書きが少し分かりづらいと感じた人も私の周りに多くいました。私自身もそう感じた人間のひとりですが、それだけでは終わらず、2度も映画館に足を運んだことを覚えています。

 まるで夢でも観ていたような感覚に襲われる作品。これは、劇中のサブリミナル映像が深層心理に影響しているのかもしれません。そういった知識を頭に入れたうえで、いま観なおすのも一興と言えるでしょう。

 ※サブリミナル 視聴者に気づかれること無く混ぜ込んだ画像。潜在意識下にメッセージを植えつける事ができると言われている。

3.映画:「Uターン」(主演:ショーン・ペン)

 1997年、オリヴァー・ストーン監督による作品。「ナチュラルボーン・キラーズ」と比較されることもあるようですが、観る者を引き込む力はこちらの方がはるかに強いと言えるでしょう。映像のインパクトが強烈で、筋書きも最後まで緊迫感があります。何を隠そう私自身、観終えたあとに疲労感を覚えたことを正直に告白しておきましょう。ホラー映画のような恐怖感、緊張感も兼ねそなえたエンターテインメント作品と言っても言い過ぎではないでしょう。脇役として登場する豪華キャストにも注目です。

4.音楽:「OUT LOUD」/ Boom Boom Satellites

 2016年、メンバーの川島氏が逝去したことでファンだけでなく世界に衝撃を与えました。この作品は1998年の10月にリリースされ、ファーストアルバムにして彼らの代表作とも位置づけられています。その名を轟かせた先行シングル「PUSH EJECT」を含む全10曲、素晴らしいとしか言いようがありません。同年11月にはFat Boy Slimとライヴを開催したのですが、私がそれを知ったときはもうすでに遅く、非常に悔しい思いをしたものです。

 このアーティストを語るとき、必ずと言っていいほど音楽のジャンルがどうだと議論になるようですが、私はあえてロックだと言いたい。とにかく聴きこんでほしい作品です。

エヴィスジーンズの魅力をいま語りたい

 もう20年以上も前にブームを巻き起こした EVISU (エヴィス)ジーンズ。今回は、その魅力に取り憑かれて何本ものジーンズを所有するフリーライター 恵比寿 隆 氏に話をききました。

 4月某日、まだ冬のような寒さの残るこの日、公園という開放感のありそうであまりないシチュエーションで EVISU ジーンズの魅力について伺うことになりました。

今回のこのページでは、文章を書くという仕事についてではなく、ジーンズ好きという彼の趣味について聞いてみます。「仕事といっても、いつも文を書いているわけではないですよ」と彼は言いますが、それ以外の時間はどんなことに費やされているのでしょうか。

 ー まず、率直にエヴィスジーンズの魅力について聞かせてください。

恵比寿 最初はとにかく丈夫だということに惹かれていきました。

 ー 丈夫さの実感というのは?

恵比寿 30年前くらいだったかな。いわゆるヴィンテージブームというか、復刻版ブームというのがあった。そのとき色々なメーカーのジーンズを僕も買ったんだよね。30本くらいかな。エヴィスもね、2504(現2004)を「リーバイス501」の復刻版として購入したんだ。

EVISUジーンズ 2504 RXX 初期モデル(ボタンフライ)

 ー 何年も経ったいま、その結果がでた、と。

恵比寿 うん。そうさなぁ、3年くらいかな、僕はジーンズをハキツブスのが趣味でもあるからね。ほとんどのジーンズがボロボロになってしまったんだけど、エヴィスだけは違った。しっかりしているんだよね。

 ー エヴィスの場合は10年保証というのもひとつの売りになっていますよね。

恵比寿 そうだね。当時かったそれ(2504)も、いまでも現役で履かせてもらっているよ。

 ー そしてエヴィスワールドに入り込んでいくわけですが

恵比寿 エヴィスワールド?

 ー まあ、惹かれていくわけですよね。丈夫さの次に魅せられたモノはなんでしょう?

恵比寿 まあ、ひとつひとつあげていけばキリがないけど、やはり白カモメはね、はずせないかな。

 ー リーバイスが第二次世界大戦中、糸の節約のためにはじめたといわれるこの白ペンキを真似たエヴィスのシンボルですね。

恵比寿 確かに、ヤマネ氏もそうは語っているけれど、やはりひとつの文化にしてしまった以上「真似」のひとことで片付けるのはまずいと思う。

 ー 文化ですか?

恵比寿 そう。独立した文化だと思うよ。よく、エヴィスを「個性的」と表現する人がいるけど、ぼくはエヴィスをひとつの文化とみているからね。

 ー 「独立」という言葉をもってきてしまう、と。

恵比寿 そう。

 ー 恵比寿さんはかねてから「エヴィスジーンズ」はジーンズじゃないと言われていましたよね。

恵比寿 そう、これは決して否定的な意味ではなくて、さっきも言ったように「独立」という意味なんだ。

 ー ジーンズから独立したんだ、と。

恵比寿 うん。ジーンズを極めようとしてリーバイスという終着駅に着く人はたくさんいるよね。これは当然のことだと思うよ。

 ー ゴールドラッシュまで遡ってしまいますか(笑)。

恵比寿 うん。ジーンズを作ったのはリーバイ・シュトラウス以外の誰でもない。ジーンズはリーバイスが元祖なんだから。

 ー つまり、ジーンズでないというと…

恵比寿 うん。僕はエヴィスはジーンズを超えているものだと思っているから。

 ー もはやジーンズではないということですね。

恵比寿 表現がムズかしいな。なんというかハイレベルのジーンズというべきかな。ワンランク上と言えばいいか(笑)